市場を知る
北九州青果株式会社は、北九州の青果市場です。
ここでは、わたしたち青果市場の仕事を紹介します。
1.北九州都市圏唯一の中央卸売市場の青果卸売業者
産地から集荷した野菜や果物を「予約相対取引」や、「せり売り」で八百屋・仲卸業者(スーパーなどに青果物を販売する業者)に販売します。
産地は、商材や季節によってさまざま。北九州近郊はもとより、九州内、日本国内、海外からも日々野菜や果物が北九州の中央卸売市場に届きます。
2.青果市場での1日
営業社員の一日の仕事の流れ(一例)
セリ売り
伝統的な販売方法。卸売市場が売り手と買い手の中間で行う、最も公正で中立な立場で販売する方法。
セリ人
2年間の実務経験を経て、北九州市が年に1回実施する「セリ人試験」に合格し、セリ人となる。
市況報告
販売した青果物の価格情報と販売状況を出荷者に連絡すること。
予約相対取引
セリ売りとは異なり、産地と売買参加者の希望を取り入れ、商談によって価格を決定する販売方法。なお、予約相対取引を行う場合は事前に、開設者(北九州市市長)へ申請書を提出する必要がある。
出荷情報
出荷数量・出荷される青果物の状況・生産状況など産地から提供される、今後の出荷に関わる情報。
売買参加者
「卸売会社から青果物を購入する資格」を持つ者のこと。仲卸業者・量販店・買参(小売屋・八百屋)からなり、売買参加者となるためには北九州市による承認が必要。
3.安全安心について
「青果市場」から「食育市場」へ
北九州市の食品衛生検査所(北九州市中央卸売市場内)や環境化学研究所による検査が定期的に実施されています。
実施されている検査
・ 微生物検査(大腸菌など細菌類を検査)
・ 理化学検査(残留農薬、輸入品に使用された防ばい剤などについて検査)
4.新しい「市場」を担うべく
「青果市場」から「食育市場」へ
わたしたち北九州青果株式会社は、食の情報発信基地として、市民の皆様の健康な食生活を育むお手伝いをしています。
半世紀にわたって培った「食」に関する情報を、一般消費者の皆様に有益な形で提供し、青果物加工事業の強化や営業用の商品開発に活用しています。
市場見学受け入れ
市内小学生を市場内へ受け入れ、毎朝実施している「せり」を実施し、青果物が消費者のもとへ届くまでの一端を体験してだいています。