金時人参
2018/12/25
今回ご紹介するのは、『金時人参』です。
金時人参は東洋系の品種で、京人参とも呼ばれています。鮮やかな赤い色が特徴的で、長さは様々ですがスリムな形をしています。
関西では 正月料理に使われるなど、人参の中では、季節感を感じさせてくれる品種で、晩秋から1月にかけて出回り、それ以外の時期にはほとんど見かけることがありません。
肉質がやわらかいですが煮崩れしにくく甘味があって、人参臭さは少ないですが特有の風味が一般的なニンジンよりも強く感じられます。主に正月の御節料理の煮しめなどの煮物に使われています。金時人参は御節料理に限らず、綺麗な色を活かし、生のまま千切りやスライスにしてサラダに使ったり、ピクルスにしても美味しく、炒め物など一般的なニンジンと同じように使えるので、普段の料理にも取り入れていただきたい野菜です。
金時人参は一般的なオレンジ色のニンジンと比べ栄養成分が多く含まれています。また、赤い色にはβカロテンはもちろんリコピンも沢山含まれています。
ぜひ、この季節に食べてみてください。
野菜二部 第二課
入江真也
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