セレベス
2018/09/14
今回ご紹介するのは、『セレベス』です。
セレベスはインドネシアのセレベス島(現スラウェシ島)から伝わったとされる里芋で、その島の名前がつけられています。芽が赤いのが特徴で、「赤芽芋」又は「赤目芋(アカメイモ)」とも呼ばれていいる他、「大吉芋」とも呼ばれています。
セレベスのイモは親芋、子芋共に食用になり、親芋は大きな球形から長球形で、子芋は球形からふっくらとしたしずく形で、芽の部分が赤いのが特徴です。中の肉質はサトイモ特有のヌメリが少なく粉質系で、加熱調理するとホックリした食感に仕上ります。
十五夜、中秋の名月と呼ばれている日の別名を『芋名月』といいます。
旧暦ですので毎年日が変わりますが、ほとんどの場合は9月に十五夜があります。 十五夜は中国や韓国や香港、台湾などアジアに広まっている文化で、日本には平安時代頃に中国から渡ってきたと言われています。
この日は地域によって多少違いはありますが、一般的には月が見える場所にすすきを飾ります。
そして、 ・月見団子 ・里芋またはさつまいも ・枝豆 ・栗 これらと合わせてお酒をお供えし、月を愛でる日が『芋名月』となり古くから収穫への感謝や豊作祈願の意味を持って芋をお供えするようになり、その結果『芋名月』と呼ばれるようになりました。
野菜二部 第二課
萩尾 康弘
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